転職を考えている方で、やりたい仕事があるのに未経験で応募できる求人がなくて困っている人はいませんか?
結論から言うと、本当にやりたいと思うのなら未経験でも就職できます!
ただし、そのためには戦略的な就職活動が必要です。
この記事では、未経験からやりたい仕事に就くまでの方法や注意点について、私の実体験をまじえて解説します。
こんな方におすすめ
- やりたい仕事があるけど、未経験で応募できる求人がない人
- 今とは違う職種に転職したい人
未経験OKの求人なら…
執筆者
やっさん
- 人事・労務歴14年
- 一部上場企業やベンチャー企業など4社で勤務
- 採用面接や給与計算、社会保険手続きなどを担当
- FP2級、ビジネスキャリア検定(人事)3級
【体験談】私が未経験から上場企業に就職するまで
私は人事の仕事を10年以上続けてきましたが、人事も未経験OKの募集が少ない職種の1つです。
ここでは、私がどのようにして未経験から上場企業に就職できたかをご紹介します。
はじめに、私の簡単な経歴は次の通りです。
時期 | 期間 | 雇用形態 | 企業 | 職種 |
新卒 | 約3年 | 正社員 | ベンチャー系の人材派遣会社 | 人材コーディネーター |
20代 半ば |
約3年 | 派遣社員 | 医療系サービス会社 | 人事労務 |
20代 後半 |
約3年 | 正社員 | 東証一部上場の人材派遣会社 | 人事労務 |
30代 | 約5年 | 正社員 | 不動産会社 | 人事労務 |
人事がやりたい
新卒で入社した派遣会社では、登録に来た人の面接をしたり、仕事を紹介したりするコーディネーターという仕事をしていました。
私はそこで3年ほど働きながら、「色んな人に出会える面接って面白い」「担当したスタッフが活躍するのは嬉しい」と感じ、コーディネーターよりも専門的な人事の仕事をしてみたいと思うようになったのです。
未経験OKの求人がない
ところが、いざ転職活動を始めると人事の求人(正社員)は経験者の募集ばかり。
理由は、人事の仕事には専門知識が必要なこと、会社の根幹に関わる「人」を扱う重要なポジションであること、などが挙げられます。
どうしても人事がやりたかった私は、仕方なく正社員は諦めて派遣社員で探し始めました。
するとすぐに、「人事アシスタント」で未経験でも受け入れてくれる企業が見つかりました。
修行を積んでいざ転職
派遣社員として約3年間、人事労務の仕事の基本を学びました。
給与計算のこと、社会保険のこと、面接のこと…
私がまだ20代だったこともあり、先輩社員がイチから親切に教えてくれて、だいぶ自信がつきました。
そこで、いよいよ正社員への転職に踏み切ります。
もう「未経験」ではないので、正社員募集にガンガン応募した結果、東証一部上場企業に就職できました。
未経験で就職するために大事なこと
人事に限らず、未経験でやりたい仕事に応募する際のポイントは次の3つです。
- 志望動機を明確にする
- 企業があなたを採用するメリットを提示する
- 時には遠回りして経験を積む
企業側にしてみれば、未経験者の採用には色んなデメリットがあります。
仕事をイチから教えなければならないし、その人に適性がないかもしれません。
でも未経験者は経験者に比べて安い給与で採用できるため、魅力的な人物なら育ててみようと思われることもあります。
未経験でチャレンジする際は、志望動機を明確にしたうえで「私を採用してくれたらこんなメリットがありますよ」とプレゼンしましょう。
例えば「売上目標を達成するのが得意」や「コミュニケーション力に自信がある」など、今までの仕事で身に付けたスキルの中で、次の仕事でも活かせることをアピールします。
また、求人がなかなか見つからない場合は、初めからパーフェクトな求人を狙わず、少し妥協して経験を積むことを優先するのも有効です。
未経験で就職する方法
ここからは、未経験で就職するための具体的な方法をご紹介します。
- アルバイトや派遣社員から正社員登用を狙う
- 資格を取る
- 未経験OKの求人が見つかるのを待つ
最初から正社員で、しかも良い会社(大手や人気企業)への就職を狙うと、難易度が高すぎて失敗してしまいます。
アルバイトや派遣社員であれば未経験OKの求人も増えますから、まずはそこで「経験者」になるのがおすすめです。
また、やりたい仕事に関係する資格を取るのも有効です。
資格=現場の即戦力とはなりませんが、それでも何も武器がない未経験者よりは、あなたの本気度が伝わりやすくなります。
最終手段としては、未経験OKの求人が出てくるのを待つという手もありますが、それだと運まかせなのでおすすめはできません。
未経験で就職する際の注意点
未経験で就職する時には、次のような点に注意しましょう。
- 学ぶ姿勢を忘れずに、努力を続ける
- アルバイトや派遣社員のままズルズル行かない
未経験で就職する場合は、どんな仕事でも最初は簡単な作業や雑用が多くなります。
「こんなことをするために就職したのではない」「もっと本質的な仕事がしたい」という気持ちが起きるかもしれません。
しかしそこはぐっと耐えて、先輩の仕事術を盗んだり、自分にできることを探したりして、腐らずに努力を続けることが大切です。
また、アルバイトや派遣社員など非正規雇用を選択した場合には、自分の中で期限を決めてその仕事を続けるべきかどうかを見極めましょう。
ズルズルと「アシスタント」の位置で続けてしまうと、年齢とともに仕事は減ってしまいます。
まとめ:未経験からチャレンジしてみよう!
未経験OKの募集が少ない職種でも、戦略的に就活をすれば就職は可能です。
特に20代の場合は、まだまだ将来性に期待して採用してもらえますし、周りの先輩からもたくさん教えてもらえます。
もし、あなたが本当にやってみたい仕事があるのなら、求人が見つからないからと言って諦めてしまわずに、ぜひ挑戦してみて下さい!
やってみてうまくいかなかったら、そのときに軌道修正すれば良いだけのことですし、納得して次の道に進めるので無駄にはなりませんよ。
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